2020夏合宿

 活動はなんとか再開できた守恒ミニバスですが、各試合やカップ戦が次々に中止になり、やるせない想いでいっぱいでいました。そんな中、6年生の保護者の皆さんが「子どもたちに少しでも良い思い出を作ってあげたい!」との強い思いで、2020年8月9日、夏のお楽しみ合宿が開催されました。

 まずは小倉北体育館で通常通りの練習をしました。そして汗だくのパンツまでしっかり着替えて足立青少年の家に入所です。

 今回の合宿のテーマは【ミステリーツアー~足立青少年の家に潜入せよ~】ということで、立派な"しおり"まで用意してもらい、楽しいイベント盛りだくさんの合宿がいよいよスタートしました。

 まずは施設の方に大きな声で挨拶をしてから、ホールでオリエンテーション。くじで3チームに分かれてから食堂に集まり[ミステリー①世界で一つの○○○○作り]が始まりました。え?何作るの?なんだと思う?子どもたちが考えるも、なかなか正解にたどり着かず…食堂だから食べ物と思っちゃうよね(笑)。たくさんヒントをもらってようやく答えが出ました。監督より個別にメッセージが入った、世界に1つだけの❝ランタン❞作りです。

 今回は急遽参加できなくなってしまったゆうと選手も、今年らしく?今どきの?リモートで皆と一緒にランタン作りに参加しました。

 

 指導者や保護者に手伝ってもらい、全員が完成させることができました。出来上がったランタンがこちら。個性あふれる作品が出来上がりました。出来上がったランタンは一人ずつお披露目し、監督からのメッセージを読み上げて全員照れ臭そうにしていました。監督が一番照れ臭そうでしたけどね。 

 続いては[ミステリー②5つの謎を見つけて解決せよ!]のスタートです。

 チームにわかれて5つの謎を解き明かし、キーワードをつなげるとある言葉に!施設内を探検しながら、3人の指導者を見つけて謎をとく。気分は名探偵コナン。各チーム協力して見事ミ・ス・テ・リ・-を解くことができました。真実はいつも1つ!

 正解し、ゴールしたチームから順番に景品(お宝)を選ぶことができます。小学生が好きそうなものばっかりがならび、謎解きよりお宝選びの方が時間かかるかも!?

 謎解きも楽しかったし、お宝もゲットできてご満悦でした。

 今日はバスケの練習もあったし、工作や探検もして、そろそろお腹空いたね。夕ご飯の時間だね。そうだ、今日は濱かつのお弁当を注文していたんだった。楽しみだね…って誰がお弁当取りに行ったの?アレ?私?いや、あなた?ヤダ嘘っ!?お弁当届いてないじゃなーい!!!

 …こんな時、どうしたらいいかな?と子どもたちに問いかけると「ウーバーイーツ頼んだらいいんじゃない?」とそうし選手。おぉ、それじゃあみんなで大きな声で呼んでみよう!せーの!「ウーバーイーーツゥゥゥ!!」

 

 はぁい!お待たせしましたあぁぁ!!とやってきたのは2人のウーバーイーツ配達員さん。自転車で駆けつけてくれました。どこかで見たことある2人の配達員さん。背中に背負った配達リュックは本物と見間違う程の出来栄え。Uber Eats本社に怒られるんじゃないかい?と思うほどの、それは素晴らしい出来栄えでした。その立派なリュックからお弁当は出て来ず、どこからか自然と湧き出たお弁当をウーバーイーツパパ達が配ってくれました。

 ママさん達の"お弁当来てない”のくだりのお芝居も、なかなかの見ものでした。

 お腹いっぱいになったし、ミステリーツアーの続きをしましょう。[ミステリー③足元注意○○ト○○ク]。ミステリー①で作ったランタンをもって集合です。そうか、これを持ってナイトハイクに行くんだ!

 ランタンの点灯式をしてみると、なんとも幻想的。私にはコロナに負けず頑張る子どもたちの優勝トロフィーに見えました。

 いざ!世界1のランタンを持ってナイトハイクへ出発!!「エイエイオー!」の掛け声が一番大きかったチームから出発です。

 [ミステリー④山奥で光輝く○○○を探せ!]薄暗い山の中を、光り輝くものを探しに出かけます。

 子どもたち、足が速い!お宝を見つけ出す嗅覚はこれほどまでに発達しているものか、光るものをめがけて一直線に走っていきました。光輝くお宝はなんと…花火!!やった!一人一袋!

 みんな順番に火をつけて、手持ち花火を楽しみました。

  ラストは定番の、線香花火、誰が一番長持ちするか勝負!優勝はりょうと選手でした。

 そろそろ解散の時間となりました。外から施設へ戻り、退所のご挨拶をして帰宅します。そこで最後の[ミステリー⑤つめた~い○○○を食べちゃうぞ!!]。会長さんがアイスを配ってくれて一言「アイスが食べ終わる頃に帰り着いてね!」なるほど、お家に帰るまでがミステリーです!ってことですね!?

 2020夏のお楽しみ合宿、いかがだったでしょうか。3年生のうちの子はめちゃめちゃ楽しかった!と言っていました。

 企画・打合せ・準備・道具作り・芝居のお稽古諸々…も大変な上に、コロナ対策では検温やマメな消毒、換気や密にならない工夫など、神経を尖らせてくれていた6年生の保護者の皆さんには感謝いたします。

 当初は1泊の予定が、諸事情により急遽日帰りとなり、2日間の予定をギュギュっと1日分に短縮する、そのスピーディーな対応もまたミステリー。

 当日は途中で信じられない程の大雨が急に降りましたが、野外活動時にはすっかり止むという奇跡の日でした。それもミステリーということで。